騒音負け日記

騒音被害に遭っている人に何か参考になる事があればいいな…。

苦しい時の神頼み

コロナ禍が始まってから、病院、スーパー、役所など必要な外出と

テイクアウト出来る物を買う程度の外出しかしていなかった。

今もそんなに変わらない、コロナ禍前から感染症が増えてきたら外出自粛していたので

慣れている。

 

1度だけ半年ほど前に、それ以外の外出をした。

京都の「安井金比羅宮」有名な縁切り神社である。

 

何度苦情を入れても、心臓がバクバクさせる程の衝撃音、照明をギーギー鳴らす程の天井中に響き渡る足音が一定の期間で復活してくる。

アニメによくある同じ時間を何度も繰り返す世界みたいだ。

次のターンが来るたびに、色んな事を試してみたけれどダメだった。

本人を歩かせない理不尽な立ち合いを終えた後、弱り切った私が思いつくのは神頼みしか無かった。

 

京都市東山区にある神社、朝10時前位に着いた。まだ混んでいるという程では無かった。

鳥居を抜け、まずお守りや絵馬を購入できる建物、石の穴をくぐり抜ける縁切り縁結び碑とあるが、まず本殿にお参りする。

 

ネットで少し怖い話も出ていたので、もっと重い空気の場所かと思っていたけれど

縁結びでもあるので、若い女性やカップルも多く観光地っぽいなぁと安心した。

でも、本殿と碑の間にある絵馬をかける場所だけは違う、人間の怨念が漂うような空気がある。

 

縁切りで有名なだけあって、今まで初詣に行っていたような神社とは願われる内容が全然違う。

写真、名前、住所付きで、この世から居なくなる事を願われている人もいる。

同じように騒音で困られている方の絵馬もいくつかあった。

 

私もしっかり絵馬にお願い事を書きましたが、やっぱり番地までは書けなかったし、見えないように裏返して掛けた。

実は神主さんが必殺仕事人みたいな感じで、絵馬に書かれた人物を成敗してくれるとかだったらいいのに…とか想像してしまう。

 

お願い事が叶うとお礼参りにきて、お礼参り用の絵馬もあった。

その絵馬が掛かっていると、願い事叶ったんだなぁ…本当に良かったねと思ったりもする。

自分自身の心の中に真っ黒い部分と真っ白い部分が混在しているのを感じた。

 

縁切り縁結び碑をくぐる前に、形代と言われる紙に願い事を書く。

その形代を持ったまま願い事を念じながら穴を往復する。

表から裏へで悪い縁を切り、裏から表へで良い縁を結んでくれるそうな…。

そして、その形代を碑に貼る。

 

穴…通れるだろうか?っと心配していたが、50cm位で、平均的な身長の女性なら3L位までなら詰まらず通れそう。

ほふく前進まではいかないが、四つん這いでラクラクって感じでは無い広さ。

 

少し気分転換にもなったし、収まらない騒音にもお参りしなかったらもっと酷かったかもしれないと現実逃避出来るので、行って良かった。

初詣や観光として行く事はあっても、普段は信心も無いくせに困った時に苦しい時にだけ行くなんて厚かましい気がして申し訳ない気もする。

 

一通り済むころには碑の前に行列が出来ていた。

この神社目的なら少し早目の時間がおすすめかも…。

縁切り目的は無くても、清水寺まで徒歩20分八坂神社まで10分位なので観光に行かれるのもいいかもしれないです。

 

信心は無いと言いながらも

TV星占いを見てラッキーカラーが赤だったら赤いハンカチにしてみたり

騒音主を退けるおまじない「鏡を騒音がする方に向けて置く」があると知れば

そんなの効くわけないじゃないかと言いながら

しっかり上を向いて置いた鏡を汚れないように磨いている。

とにかく何でもいいから頼りたい。

 

最近は、少し前に話題になっていた「シイタケ占い」を毎週読んでいる。

イメージだけど、真面目で地味で優しいニイちゃんが、人が嫌な気分にならないように言葉選びながら話してくれているみたいな語り口で、好き。

苦情を入れたり、ネットのお悩み相談を利用してみたり、ブログを始めてみたりなど

気が重い事や新しい事を始める時に、二の足を踏む私の背中を少し押してくれる存在。

もう私の中ではシイタケからマツタケに昇格している。

 

人を不幸にするような宗教絡みのニュースも多いけれど

占いもスピリチュアルも宗教も、自分の使い方、頼り方次第で良い物にも悪い物にもなる気がする。

今なら、騒音を遠ざける壺で勧誘されたらイチコロな気がする…気を付けよう。