上階は1LDK、母親と娘の2人暮らしで契約している。
仕事をしていて昼間は居ないなど、管理会社の人が聞いもいないのに教えてくれた。
だから半年ほど別の人を住まわせていた事も気付いていた。
防犯上あまり言わない方がいいような気がする。
契約しているのは2人だが、成人した子供達ばかりの大家族らしい。
母娘とも友人や大家族を頻繁に招くので、人の出入りや宿泊が想像以上に多い。
悪意を込めて、ゴリ婆、ゴリ子、ゴリもどき、ゴリミ、ゴリパイ、ゴリオ、ゴリスケ、タエコさんと呼んでいる。
タエコさんは無害だ。ゴリオとゴリスケは同一人物かもしれない。
生活騒音が厄介なのは、育った環境が同じなので家族全員の足音物音は似ているし、音に無頓着で他人への配慮が無いのも似ている。
騒音を指摘されても、似たような人達同士で普通の生活音だよねと同調しあって
普通に生活しているだけなのに神経質な人に攻撃されていると感じるみたいだ。
騒音主の普通と、世間一般の普通は違うのだ。
よその子が来た時、誰かいると分かる程度の生活音は聞こえる。
でも、うるさいと感じるのは騒音一族だけで、音の具合でこれは他人だな身内だなと判断が付き、その予想は当たっていた。
まだ1度も話した事が無かった頃なのに、何故24h以内に本当に家族だったと分かったかというと本人達が叫んでいたからである。
苦情を入れたばかりなのに、夜中3時頃にお風呂の音が響く。
いつもの2人とは音の出し方が違う、ガン!ガン!踵落としの音が違う。母親の踵落としはドン!ドゴォン!ズドン!振動をともなう重低音。
シャワーや排水音は仕方ないが、乱暴に動く風呂椅子の引きずり音や洗面器を置いたりぶつける音が大きい。それ以上にドン!ズドン!で起こされる。
早朝4時頃、ゴロゴロゴロ…スーツケースを転がしながら出ていく音がして
あぁ…やっと静かになると思った瞬間、ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!ガチャン!ガラガラ…バンッッ!!「オニイ!オニイー!」
どうやら母親が走ってきて窓バンしながらゴロゴロを注意したみたい。
私にはゴロゴロは仕方ない部類の音なので、母親の大声ドアバン足音の方がうるさい。
オニイで家族確定。
朝からガン!ガン!ガン!室内で大人が子供のような走り方をしている。
大人の体重と力加減で子供みたいな動き方をされては堪らない。また違う足音だ、この人も身内だろうなぁ…と思った。
翌朝、玄関ドアバーン!!ダダダダダ…「アー!」…ダダダダダ玄関ドアバーン!
バーン!ダダダダダ…「ウアー!」…ダダダダダバーン!
バーン!ダダダダダ…「モォォォォーー!!またぁー!おかぁさーん!」ダダダダダバーン!…
何度も忘れ物をして、階段を下りきる前に取りに戻るを繰り返している。
おかぁさーん!で家族確定。
夜は耳栓をしていたし、朝は玄関から1番離れた所にいて丸聞え状態だったのに、
こちらが苦情を入れた時に色々と詳しかったから、聞き耳を立てられている、見張られていると思っているみたいだ。
母娘以外がどこに住んでいるかまでは知らない。
1人でも騒音主としてトラブルを抱えそうな人達ばかりだ。
この人達に、家族ぐるみで嘘を付けば何とかなるとか、突然の衝撃音や重低音は録音証拠が録りにくいと覚えさせてしまった気がして
他の場所にもいるかもしれない被害者に申し訳ない気がする。